このブログをご覧になっていただき、誠にありがとうございます。このブログは「自然と調和する日本の建築」というテーマに沿って建築物を紹介することで、日本の文化を今一度見直すことを目的として作成されました。

戦後日本の文化は、急激に西洋化されることにより、従来の日本的なものとの整合性を失ってしまいました。日本人が長い時間をかけて培ってきた、自分たちに合った思想や風習、考え方というものを、全て無価値と思い込むようになってしまったのです。しかし、そんな日本文化を改めて評価したのは、海外から来た人たちでした。

海外観光客が見た日本の独自性

多くの海外から来た観光客は、日本的なものを求めて旅をします。日本人があまり足を運ぶことがなかった比叡山延暦寺や飛騨高山などが、外国人観光客で埋め尽くされることになったのです。

では海外の人たちは、そこに何を見つけたのでしょうか?そうです、「自然との調和」が、そこには存在していたのです。自然を恐れ、自然を敬い、自然と共に生きる。それにより生まれた日本独自の文化。海外から来た人たちは、その文化に大きな感銘を受けたのです。

日本人も心の底ではそのことを理解しています。しかし、今こそ声をあげて自身の文化を評価すべきときなのです。このブログを読んでいただいた方が、改めて日本の文化に興味を持っていただけることを、心から望む次第です。